【会計専門家の限界】

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    先日、あるお客様のところに訪問をしたときのことです。

     

    クリエイティブな業界の社長で、いつも楽しそうに仕事をしていますが、感性に優れた方なので、質問も鋭さがあります。

     

    今月の訪問でも、貸借対照表の変化やキャッシュフローの状況、そして売上・利益が思ったように出ているかどうか、一つひとつ丁寧に分析していきました。

     

     

    1時間ほど雑談も交えながら会社の数字を見終わったときに社長が一言。

     

     

    「うちの会社は良くなっているんですかね?」

     

     

    この質問は一見簡単なように見えてすごく難しい質問でした。私は答るのに躊躇してしまいました。

    現金は増えていました。借入も増えていましたが、利益も出ていましたので借入の増加額以上に現金は増えていました。売り上げも伸び、社員数も増え、利益が出ている。

    これは誰が見ても良い状態ですが、それでも社長はこの質問を投げてきました。

     

    その時私はなんとなくこの質問の真意が分かったので、当たり前な答えを出すことを躊躇しました。

     

     

    「私の会社はよその良い会社に比べて良くなっているんですかね?」

     

     

    この答えを明確に答えられるかどうかは、会計の知識ではなくて、ビジネスの知識になると思います。

     

    社長は今のままの会社でいいなんて思っていないのです。

     

    良い会社とはどんな会社か?良くなるとはどういうことか?

    自分の専門分野だけではなく、社会の流れに目を向け、常に過去と今と未来を勉強し続けた人でなければ、この問いに答えることはできないのだと思いました。

     

    会計人として、コンサルタントとして、そして経営者として、範囲を狭めず顧客のために学び続けていきたいと思います。

     

     


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